2013年6月6日木曜日

結婚指輪 ダイヤモンド選びのための判断ポイント

ダイヤモンドが結婚指輪や婚約指輪に使われるのは、その美しさ、強度が他に並ぶものがないため、2人の一生涯の誓いを表すからです。

そんなダイヤモンドには5つの優れた特性が備わっています。


【硬度】
鉱物の中でもっとも硬いのがダイヤモンドです。そのため、他のものでは削ったり加工したりすることができないので、ダイヤモンドを削る時にはダイヤモンドを使います。その硬度は美しく、耐久性に優れていて、永続的であるため、2人の誓いの象徴として結婚指輪や婚約指輪に使われます。


【輝き】
多面カットやその透明度によって、ダイヤモンドは光を受け他のどんな宝石よりも明るく光り輝きます。その輝きは2人の明るい未来を象徴しています。


【純度】
ダイヤモンドは炭素が数百万年かかって純粋に結晶化された鉱物で、宝石のなかでも最も純度の高いものです。


【希少性】
ダイヤモンドは、発掘が難しく精製は困難で、完璧なものは大変希少です。1カラットのダイヤモンドを生産するためには240トン以上の鉱石を採掘する必要があります。

【唯物性】
ダイヤモンドは一つとして同じものがありません。4Cと呼ばれる、それぞれに特異な
性質が、ひとつひとつのダイヤモンドに固有の価値を与えています。


と、ダイヤモンドには結婚指輪、婚約指輪にふさわしい「硬度」「輝き」「純度」「希少性」「唯物性」があります。

そして、ダイヤモンドには価値を決める特性が4つあります。


【カット】
ダイヤモンドの際立ったきらめく光の輝きは、ダイヤモンドを多面カットすることにより産まれます。小さな石ですが、カット数は50以上に及ぶこともあり、そのカットの角度、幅などは計算され尽くされていて、熟練の職人の手によって仕上げられます。

完璧にカットされたダイヤモンドでは、光はその内部で面から隣接する面へと反射、屈折され、最後にテーブルと呼ばれるトップの部分から明るい輝きとなって放たれます。


【透明度】
ダイヤモンドの純度は、その透明度に影響するほとんど目に見えない微小な内包物やキズによって決まります。内包物というものは特別なものではなく、ほぼすべてのダイヤモンドに含まれます。それは、光の通過するルートに影響し、それぞれに独自の印象と輝きを与えます。

ダイヤモンドの透明度によってランク分けされ、価値が決められます。

・FL        無傷
・IF                 内部無傷
・VVS1 VVS2  微小内包物有り
・VS1VS2         ごく微小な内包物有り
・Sl1 Sl2           微小な内包物有り
・l1 l2 l3           肉眼で見える内包物有り


【色】
色はダイヤモンドの価値に大きな意味を持つものです。無色透明であればあるほど、ダイヤモンドの価値は高まります。世界的に認知されているGIAによるダイヤモンドのカラーチャートはアルファベット順で、ダイヤモンドのDが最上級でそこから、E,F,Gと続いてZまでのアルファベットで色分けを区別しています。

ホワイトダイヤモンドの他に、ピンク、ブルー、イエローなどの鮮やかな色合いのファンシーカラーダイヤモンドと呼ばれるものも天然に存在していて、これらも人気があります。


・DEF               無色透明
・GHIJ      ほぼ無色透明
・KLM      僅かな色味
・NOPQR     非常に薄い色味
・STUVWXYZ 薄い黄色
・その他    ファンシーカラー


【カラット】
この言葉は聞いたことがある人が多いのではないでしょうか? カラットとは、ダイヤモンドのサイズではなく重さを表すものです。1カラットは0.20gで、ポイントと呼ばれる単位では100ポイントになります。

よくテレビドラマなどで「このダイヤモンドは何カラットで~」とマダムが自慢しているシーンがありますが、ダイヤモンドは重さを表すカラットだけで価値が決まる訳ではなく、他の3つの要素と合わせて総合的に決まることになっています。

同じ重さのダイヤモンドでも、その色、透明度、カットに違いがある場合があり、必ずしも同じ価値を持つわけではありません。中には重いものよりも、透明度が高く、色がきれいな場合は小さいものの方が高くなることもあります。



結婚指輪は一生のものです。ダイヤモンドの判断基準を学んで後悔しないダイヤモンド選びをしてください。

0 件のコメント:

コメントを投稿